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栽培や培養と大きく異なる点は、動物、つまり[[個体]]に移動能力がある生物が対象であるから、まず逃亡を妨げる方法が必要である点である。水中動物であれば水を入れた容器がその役をはたすが、それでも[[自殺]]的逃避を避けるために蓋が必要である。陸生動物では囲いや篭で囲い込むか、紐や鎖で繋ぐ必要がある。
 
飼育の世話として基本的に必要なのは、餌の補給、運動の確保、排泄物の始末である。
=== 餌の補給 ===
動物は、規則的に餌を食べなければならない。餌はある範囲で決まっているが、飼育下では多少の融通が利く場合がある。クワしか食べないカイコなどは全く融通が利かない例であるが、一般的な飼育動物ではそのような例は少ない。イヌやネコは肉食とはいわれても、人間の残飯で十分に飼育できる。もっとも、人間の食べ物でもタマネギはイヌには毒、というような例もある。
 
=== 運動の確保 ===
動物は動く物であるが、逆に動かなければならない物でもある。あまり動けない環境は、動物の運動量を抑えることになるが、それは大抵の場合、動物の健康には不利に働く。ほ乳類は鳥類など、心の発達程度の高いものではストレスが症状に出る。ある程度以上大きな囲いを作ったり、紐で結んでいる場合には定期的につれて歩いたり、放してやるなどの運動が必要である。
 
=== 排泄物の始末 ===
動物は有機態の排泄物を多く放出するので、すぐに腐敗して、それらは大抵悪臭を放つし、動物の健康にも悪い影響を与えることが多い。
== その他の飼育 ==
現実世界での飼育だけでなく、[[バーチャルリアリティ]]における飼育もある。[[たまごっち]]に代表される[[育成シミュレーションゲーム]]が筆頭に挙げられる。