「オートハープ」の版間の差分

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[[image:autoharp.jpg|thumb|240px200px|オートハープ]]
 
'''オートハープ'''は一連のコードバーを持つ[[弦楽器]]である。コードバーは、押し下げられたときに望まれた[[和音]]を構成する弦以外をミュートする。オートハープは、その名前にもかかわらずまったく[[ハープ]]ではなく、むしろ[[チター|ツィター]]である。一般名称は'''「coded zither(コード化されたツィター)」'''である。
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「オートハープ」という名称は1926年に[[登録商標]]として登録され、現在、[[U.S. Music Corporation]](この会社のOscar Schmidt事業部はオートハープを製造している)によって権利が主張されている。<ref>U.S. Patent and Trademark Office, Trademark Electronic Search System, September 7, 2006.</ref>しかしながら、[[アメリカ特許商標庁]]の登録では「Mark Drawing Code (5) WORDS, LETTERS, AND/OR NUMBERS IN STYLIZED FORM」だけをカバーしている。George Ortheyとの訴訟において、Oscar Schmidtは単語Autoharpの様式化されたレタリングの所有権の主張のみが可能で、名称自体は一般名称へ移行した。その結果として、例えば、Autoharp Quarterlyは一般的な意味でのオートハープという単語を使用したマークを登録することができる。そして、Orthey製楽器(他の楽器職人製楽器も)は、前訴訟の「Dulciharp」ではなく「autoharp」として売り出すことができる。<ref>Extensive discussions with George and Mary Lou Orthey.</ref>
 
オートハープは、[[アメリカ]]では[[ブルーグラス]]と[[フォークソング|フォーク]]の楽器として使用されてきた。おそらく、最も有名なのは The Carter Family の Maybelle Carter と Sara Carter によって使用されたことである。オートハープはリズム楽器として演奏するのを学ぶのは比較的簡単である。しかし、メロディー楽器としてより打ち込んでいる演奏者に大きな報酬をもたらしている。
 
オートハープの起源に関する議論がある。Charles F.Zimmermannという名前の[[フィラデルフィア]]のドイツ移民は、18821882年にある楽器の設計の特許を取得した。それは、演奏中に特定の弦の音を消すためのメカニズムを含んでいた。彼は発明を「オートハープ」と命名した。後のオートハープと異なり、その楽器の形状は対称で、垂直に動く弦に対してフェルトを支えるバーが水平に動いた。 Zimmermannが今までにこの初期設計の楽器を商業的に生産したか否かは知られていない。ドイツ、マルクノイキルヒェンのKarl August Gütterは、今日演奏されているオートハープと最も類似している「Volkszither」と呼んだモデルを作った。 Gütterは1883-18841883-1884頃、彼の楽器に対するイギリス特許を取得した。 Zimmermannはドイツへの訪問から戻った後、18851885年にGütter設計の生産を始めたが、彼自身の設計の[[特許]]と覚え易い名前でも生産を始めた。Gütterの楽器は非常にポピュラーになったため、Zimmermannは発明者としてしばしば間違われた。
 
現在のオートハープは3636本または3737本の弦を有している。しかし、4848本もの弦を有する例もいくつかある。それらは[[全音階]](12または3キーモデル)か[[半音階]]で張られている。オートハープはしばしばリズム楽器として考えられるが、近代的なプレーヤーは明確なメロディーを出す能力に非常に長けている。ダイアトニックプレーヤーは、個々の弦をとても正確にピッキングしている間にダンパーボタンを「ポンピング」するオープンコード(open-cording)テクニックを使用することによって、挑戦的なバイオリン曲を速度まで演奏することができる。
 
Orthey、Fladmark、Hollandsworth、D'Aigle、Baker、Daniels、およびGoose Acresなどのような現代の楽器製作者によるダイアトニックな単一キー楽器はその華麗な音で知られている。これは、個々の音に対する弦を倍にすることによって達成される。ダイアトニックスケール中にない音に対する弦はストリングベッドに必要ないので、余分なスペースは複弦用に使用され、振動を抑止された弦がより少なくなる。 2および3キーダイアトニックは、2または3キーでの演奏能力を増すため、かつシングルキーハープで演奏することができなかった変化音を含む曲を可能にするため、複弦の数を妥協する。 GDAGDAのような5度の円(サークル・オブ・5th5th)の3キーハープは、しばしばフェスティバルまたはキャンプファイアハープと呼ばれる。フェスティバルのキャンプファイアーの周りで、歓迎されるキーでフィドル伴奏が簡単にできる楽器だからである。
 
ニューポート、ペンシルバニアのマウンテンローレルオートハープギャザリング、ウィラメットバレーオートハープギャザリングとカリフォルニアオートハープギャザリングは、さらによく演奏できる最近の楽器製作者製の楽器から得られる新しい流行を賞賛する。プロの演奏者には、[[Bryan Bowers]]、[[Kilby Snow]]、[[Mike Seeger]]、[[Billy Connoly]]、[[Harvey Reid]]、[[Pop Stoneman]]、[[Lyle Mays]]、[[Kenneth]]と[[Neriah Benfield]]、[[Karen Mueller]]、[[Carol Stober]]他、多く含まれる。