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'''斉藤 隆介'''(さいとう りゅうすけ、[[1917年]] - [[1985年]])は作家。児童文学者。東京生まれ。
==人物・来歴==
山本有三を慕って[[明治大学]]文芸科に入学。在学中[[マクシム・ゴーリキー|ゴーリキー]]の影響を受ける。卒業後、[[北海道新聞]]、[[秋田魁新報]]の記者を歴任。新聞記者のかたわら著作活動に入る。
短編童話集『[[ベロ出しチョンマ]]』で、[[小学館]]文学賞受賞。▼
▲短編童話集『[[ベロ出しチョンマ]]』で、1968年に第17回[[小学館]]文学賞を受賞。
秋田地方の方言、[[オノマトペ]]をふんだんにちりばめた民話の体裁をとりながら、ほとんどは斉藤の創作である。当初は子供向けではなく、地元の教員や児童の父母に向けた作品でありながら、画家[[滝平二郎]]の独特な挿絵、絵本によって次第に有名な児童文学作家となる。
== 作風 ==
単純で骨太な展開、生と死のはざまで揺れ動く主人公を描くことで、人間が根源的にもっている情念・情愛からほとばしる生への尽きぬエネルギーに満ちあふれている。
一方、献身、自己犠牲といった説話くさい主題、表現で、発表当初から賛否両論が巻き起こしたものの、戦後の児童文学史上、童話および絵本の新分野を開拓し、民話絵本のブームを起こし、小学校の教科書にも取り上げられ、数々の業績を残した。
== 主な作品 ==
*八郎 (初出:1950年 秋北中学生新聞)
*『ベロ出しチョンマ』▼
*花さき山
*『[[モチモチの木]]』▼
*三コ
*『[[半日村]]』▼
*ひさの星
*ふき
*火の鳥
*猫山
*絵本天の笛
*斎藤隆介全集 全12巻
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