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'''天狗連'''('''てんぐれん''')は[[アマチュア]]の[[芸人]]達のことをいう。趣味が嵩じて自らも舞台に上がるようになった素人衆をさす。その本業は職人や若旦那などが多い。客がつくと、アマチュアながら[[貸席]]などを借り切って[[自主興行]]を行う。さらに熱心になると本業を辞めてプロフェッショナルな専業の芸人に転業した。
 
天狗連出身の芸人は意外と多い。以下のように、名人たちの中にも散見される。
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学校の[[落語研究会]]なども天狗連の一形態とみることができる。とすれば天狗連出身のプロは極めて多いものとなろう。
 
また、昭和年代までのラジオ、テレビには、素人・アマチュアが出演し、勝ち抜き方式などで芸を競う演芸番組が多くあった。ここに出演しているのは全員アマチュアである。従って彼らも定義上は天狗連であるが、この言葉は芸人用語なので、実際にはそう呼ばれることは少ない。こちらも、後にプロになったものは数知れない([[桂枝雀 (2代目)]]、[[横山やすし]]、[[大川興業]]など多数)。なお、この種の番組は、[[吉本興業]]商法の浸透で急速に廃れた。これは、養成所などを作り、名目のみプロである芸人の卵を数多く確保し、彼らを破格の安さでテレビに出すというものである。彼らは出演料も芸もアマチュア以下である。すなわち経費が安い。しかし名目のみプロなので、さまざまな無理が利く。イジったりイジメ芸をしても良い。
 
[[Category:落語|てんくれん]]