「アパリシオ・ゴンサレス」の版間の差分

 

== 略歴 ==

[[1941年]][[2月11日]]生まれ。南米[[パラグアイ]]、サプカイ村出身。アルピスタであった父の影響で6歳から[[アルパ]]を始める。20代の頃からソリストとして、[[パラグアイ]]本国をはじめ[[アルゼンチン]]、[[ブラジル]]、[[チリ]]、[[ウルグアイ]]、[[ベネズエラ]]、[[メキシコ]]、[[スペイン]]、[[フランス]]、[[オランダ]]、[[ドイツ]]で世界的な音楽祭に出演し、ＣＤも多数リリースしている。[[アルパ]]演奏の他、ギター演奏や作曲も手がける。演奏曲目は、[[パラグアイ]]の民族音楽を中心に、[[ラテンアメリカ]]の音楽、ボレロ、バラードなど幅広い。[[アルパ]]の演奏は楽譜を用いず指の動きを師弟の間に伝承していくのが基本であるが、体得している[[パラグアイ]]伝統曲のレパートリー数でアパリシオの右に出る者はいないと言われる。また、世界の名曲の[[アルパ]]編曲演奏や自身のオリジナル曲の評価も高い。大自然の中で生まれた[[アルパ]]の、どこかなつかしく、温かみのある音色に多くの人々が癒され、南米を旅した人は陽気なアパリシオのファンになって帰っていく。そのアルパの腕前は本場[[パラグアイ]]でも卓越しており、いつしか、“[[アルパ]]の神様”と呼ばれて尊敬を集めるようになった。日本とも少なからず関係があり、日本の童謡に着想を得た自作曲を作ったり、[[パラグアイ]]で多くの日本人留学生を指導してきた。第一線で活躍する日本人[[アルパ]]奏者のほとんどが留学先でアパリシオに師事している。