「第三分野保険」の版間の差分

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この第三分野保険における不払いは、契約者が請求したのにも関わらず[[保険金]]を支払わないなど、他分野の不払いと比較して悪質さが目立つと指摘されている。その背景には、保障よりも商品の販売に力を注いでいたことにより、1つでも多く契約を締結したい保険代理店や募集人の商品販売時における免責事由等の説明不足といった不備があったり、商品を開発する保険会社自身が大量に溢れる商品の把握ができていなかったりなど、保険業界の[[利益]]が先行する業務方針によるものがあった。損保業界では既に2005年11月、2006年9月~10月に掛けての二度に渡る不払い調査で不当な不払いが大量に発覚しており、その直後にこの問題が発覚してしまったことから、保険業界への信頼がさらに薄らぐ要因となった。
 
[[2007年]][[3月14日]]。東京海上日動火災保険、日本興亜損害保険、あいおい損害保険、富士火災海上保険、共栄火災海上保険、日新火災海上保険、ニッセイ同和損害保険、日立キャピタル損害保険、AIU保険、アメリカンホーム保険の10社は、支払い体制に重大な不備があると[[金融庁]]に指摘され、業務改善命令(内、東京海上日動火災保険、日本興亜損害保険、あいおい損害保険、富士火災海上保険、共栄火災海上保険、日新火災海上保険の6社は同時に一部業務停止命令)の行政処分を受けるにいたった。<ref>[http://www.fsa.go.jp/news/18/hoken/20070314-2.html 損害保険会社10社に対する行政処分について - 金融庁]</ref>
 
各損保の状況としては、以下の通りである。(2006年11月2日時点で判明していたデータを元にしている)
 
<table border="2" cellpadding="2">
<tr bgcolor="gray"><th>保険会社</th><th>件数(件)</th><th>金額(円)※</th></tr>
<tr><th>三井住友海上火災保険</th><td>1140</td><td>2億8,400万</td></tr>
<tr><th>損害保険ジャパン</th><td>975</td><td>2億7,000万</td></tr>
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<tr><th>共栄火災海上保険</th><td>154</td><td>5,536万</td></tr>
<tr><th>日新火災海上保険</th><td>68</td><td>-</td></tr>
<tr><th>日立キャピタル損害保険</th><td>11</td><td>1043万9千</td></tr>
<tr><th>明治安田損害保険</th><td>2</td><td>-</td></tr>
<tr><th>スミセイ損害保険</th><td>1</td><td>-</td></tr>
<tr><th>アメリカンホーム保険</th><td>158</td><td>2,104万</td></tr>
<tr><th>AIU保険</th><td>107</td><td>1,910万</td></tr>
<tr bgcolor="gray"><th>合計:13:14</th><td>5,030041</td><td>14億7,200万</td></tr>
</table>
* 表内の「-」は非公表または不明を表す。
※およその金額
* 金額はおよその数値も含まれている。
 
''保険業界全体における保険金不払い問題の歴史や詳細は、[[保険金不払い事件]]を参照のこと。''
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* [[生命保険]]
* [[損害保険]]
 
== 脚注 ==
<references/>
 
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