「戦闘機」の版間の差分

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やがて、プロペラ同調装置の発明により機首から機銃を射撃できるようになり、以降戦闘機は機首部に同調装置付きの機銃を装備するという形態が標準となった。
 
* '''プロペラ同調装置''':戦闘機の機銃は通常機首に装備され、プロペラが回転している面を通って発射される。自機の発射した弾丸がプロペラに当たらないように調整するのがプロペラ同調装置。ところが最初に機銃を装備した戦闘機はこの装置が無く、プロペラの弾丸が当たる可能性のある部分を補強したり、機銃を羽根の上の高いところに設置してプロペラに当たらないようにしていた。またエンジンを機体の後ろに装備した「[[推進式 (航空機)|推進式]]」の戦闘機もあった。最初にプロペラ同調装置を備えたのは[[ドイツ]]の'''フォッカー EI単葉機'''で、その後各国が追随した。
 
この時期、戦闘の形態は一対一でのドッグファイト(巴戦)が主流であった。ドッグファイトでは、敵機の背後を取ったものが有利になるので、戦闘機はより小回りが利くものが高性能とされ、性能面では専ら格闘性能が重視された。