「特設艦船」の版間の差分

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==== 特設監視艇 ====
太平洋戦争(大東亜戦争)中、洋上哨戒をする監視船が大量に必要になった海軍は、外洋航海が可能な漁船を「特設監視艇」に指定して徴用。海軍第22戦隊や各地の根拠地隊に所属させた海軍艦艇の一種として軍艦旗を掲げさせ、強力な無線機を装備させて紹介任務にあたらせた。北洋から赤道まで哨戒にあたった船も多いが、主に北緯30度・東経140度線付近の海域や東経150~160度線を南北に沿う海域を中心に哨戒任務にあたらせしていた。
 
武装は、大戦初期は小銃や軽迫撃砲のみ、中期は7.7mm機銃、後期は25mm機銃や13mm単装機銃に加え電探や若干の爆雷なども追加装備されたが、この程度の武装では、敵に遭遇してもまともに戦うことができるはずがなく、多くの特設監視艇が敵発見の無電を発しながら撃沈されていった。