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味っ子 (会話 | 投稿記録)
味っ子 (会話 | 投稿記録)
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芹沢は菱屋から買い物をするが代金を払わなかった。菱屋は番頭を屯所へやって催促するが芹沢は払おうとしない。乱暴者で京の人々から'''壬生狼'''と恐れられた相手だけにしつこく催促すると何をするか分からない。そこで菱屋は女ならばあたりも柔らかろうとお梅を催促へやった。
 
お梅は垢ぬけて愛嬌がよい、隊士たちが評判にするような凄い美人だった。芹沢は二三度追い返すが、ある日、借金の催促に来たお梅を部屋に連れ込んで強引に物手ごめにしてしまった。女は分らないもので、最初は嫌がっていたお梅もそのうちに自分から芹沢の元へ通うようになった。その頃、壬生浪士組では芹沢ら[[水戸]]派と[[近藤勇]]ら[[試衛館]]派との間で主導権争いが起きていた。
 
文久3年(1863年)9月16日(18日とも)、新撰組は島原の[[角屋]]で[[芸妓]]総揚げの宴会をする。その日の暮れ前にお梅が八木家にやって来た。そのうち、水戸派の[[平間重助]]の馴染みの芸妓の[[輪違屋]]の[[糸里]]、そして[[平山五郎]]の馴染みの桔梗屋[[吉栄]]もやって来た。芹沢たちが留守なのでお梅は親しい吉栄や八木家の女中とお勝手で談笑していた。
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深夜、芹沢たちが寝ていた部屋に数人の男たちが押し入った。平山を殺害、芹沢は切りつけられて起き上がるや真っ裸のまま八木家の親子が寝ていた隣室に飛び込むが、そこで刺客たちにずたずたに切り殺された。芹沢と平山を殺すと刺客たちはすぐに立ち去った。
 
為三郎たちが芹沢の部屋へ様子を見に行くと、中は血の海で平山の首は胴から離れ、芹沢と寝ていたお梅は湯文字一枚をつけただけのほとんど全裸で血だらけで倒れていた。お梅の死体は首を切られ皮一枚で胴とつながっている状態だった。
 
別室にいた平間は逃亡。吉栄と糸里もどこかへ消えてしまった。