「マシーン (政治)」の版間の差分

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19世紀における[[移民]]たちはアメリカ独特の市民社会になじめないことが多く、マシーンの多くはこういった移民たちに便宜を図るために形成された。移民たちは票と引き換えに仕事の口や、裁判官、警察官、検察官等の公権力者による好意的取扱いを得た。マシーン関係者の最大の仕事は選挙に勝つことであり、具体的には投票日における大量動員である。自治体選挙においては時に不正も行われた(州選挙や大統領選挙では稀だとされる)。
 
マグワンプ([[w:Mugwump]]、[[1884年]]の大統領選挙で[[民主党 (アメリカ)|民主党]][[グロバー・クリーブランド|クリーブランド]]候補を支持した[[共和党 (アメリカ)|共和党]]員たち)のような市民主義者たちはマシーンを批判した。[[セオドア・ルーズベルト]]時代までの"進歩の時代"([[w:Progressive Era]])に、全国レベルの行政改革が行われ、多くの地域的利権システムが収公された。1930年代にはWPA([[w:Works Progress Administration]]、[[雇用促進局]])が多くの雇用利権を連邦政府に回収した。[[ニューディール]]下においてマシーンはWPAやCCC([[w:Civilian Conservation Corps]]、民間資源保存局)にたいする[[口入れ]]が認められたが、1943年の両局の廃止によりマシーンの利権も消滅した。貧しかった移民たちも社会に同化し裕福になり、マシーンの不正規または脱法的な援助は必要としなくなっていた。1940年代においては大都市のマシーンは軒並み崩壊したが、有名なシカゴのマシーンはなお健在であった。[[テネシー州]]のマシーンは市民の武力蜂起によって排除された([[w:Battle of Athens]])。
 
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