「湯屋番」の版間の差分
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「もちろん頂いてますよ、『死なない呪い』程度にね」
何でも、熊五郎の外出中にご飯を食べようとすると、必ず御かみさんが傍に張り付き、給仕と称して嫌がらせをすると言うのだ。
「お櫃のふたを開けるとさ、おひつを濡れたしゃもじでピタピタと叩き、平たくなった上っ面をすっと削いで茶碗に乗せるんだよ。見かけはいっぱいだよ、だけど中身はガランドウだ、お[[茶]]をかけたりしたらすぐに終わり!」
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呆れた一人の客が横を見ると、顔中血だらけになった奴がいたりする。
「如何したんだよ、あんた」
「あんまりあいつが下らない事言ってるんでな、石鹸と間違えて軽石で顔こすっちゃった」
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