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新芽 (会話 | 投稿記録)
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'''賜杯'''(しはい)は日本の[[宮内庁盃|坏(盃)]]を与えること、また、与え各皇族れた坏のこと。特、勲功・栄誉を顕彰のため、臣に対してされ坏、[[トロフィー]]のこと言う。各種賜杯は次のとおり指す
 
==内閣による賜杯==
[[内閣 (日本)|内閣]]は、[[勲章#日本|勲章]]や[[褒賞]]に代えて、あるいは勲章や褒賞に併せて、勲功のあった者に対して坏を授与する。内閣の賜杯は、すでに勲功相当の勲章が与えられているときにさらに顕彰すべき事由が生じた場合や、高位の宗教家など叙勲には適しない者の功績を顕彰する場合などに用いられる。
 
このとき与えられる坏は、銀製あるいは朱塗りの木製。坏には、勲章に代えてあるいは勲章と共に授与される場合は[[菊花紋章|菊紋(菊花紋章)]]が刻まれ、褒賞に代えてあるいは褒章と共に授与される場合は桐紋(五七桐花紋)が刻まれている。授与の理由となった勲功の大きさにより、銀製、木製の別があり、三つ重ね一組台付き、三つ重ね一組、単坏の別がある。各杯の格は、以下の通り。なお、勲等は[[2003年]](平成15年)に廃止されているため、現在は各勲等相当の勲章に準じて運用される。
 
;勲章に代えて授与される場合
#菊紋付き銀杯一組(三つ重ね):概ね勲一等若しくは勲二等に相当する場合
##5号(6寸~5寸の坏の三つ重ね)
##4号(5.5寸~4.5寸の坏の三つ重ね)
##3号(5寸~4寸の坏の三つ重ね)
#菊紋付き銀杯一個:概ね勲三等若しくは勲四等に相当する場合
##2号(5.4寸)
##1号(4.2寸)
#菊紋付き木杯一組台付き:概ね勲五等以下に相当する場合
##5号(3.6寸~2.7寸の坏の三つ重ね)
#菊紋付き木杯一組:概ね勲五等以下に相当する場合
##4号(4.6寸~3.4寸の坏の三つ重ね)
 
;褒章に代えて授与される場合または褒章に併せて授与する場合
#桐紋付き銀杯一個(4.2寸)
#桐紋付き木杯一組台付き
##7号(4.6寸~3.4寸の坏の三つ重ね):5000万円以上の寄付者(紺綬褒章に併賜)
##6号(4.2寸~3寸の坏の三つ重ね):2500万円以上5000万円未満の寄付者(紺綬褒章に併賜)
##5号(3.6寸~2.7寸の坏の三つ重ね):1500万円以上2500万円未満の寄付者(紺綬褒章に併賜)
 
==天皇・皇族による賜杯==
日本のスポーツ大会、特に全国大会などでは、[[天皇]]や[[皇族]]から下賜された坏を[[優勝]]杯(トロフィー)として用いることもある。この場合を、特に「賜杯」と呼ぶことも多い。
*[[天皇杯]]
*[[秩父宮賜杯]](秩父宮妃賜杯)
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*[[桂宮賜杯]]
 
==関連項目==
{{aimai}}
*[[勲章]]
 
[[Category:賞|しはい]]