「スタンダード・ナンバー」の版間の差分

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==概要==
音楽分野において、「スタンダード ('''''a standard''''' (複数/'''''standards''''')」という用語は、もっぱら'''''[[jazz]]''''' ('''[[ジャズ]]''')や'''''[[pops]]''''' ('''[[ポップス]]''')などの20世紀来の近代音楽分野において用いられることがほとんどであり、例え広く周知されていている楽曲であっても、国歌・各国の伝統的な古典楽曲や宮廷楽曲・宗教楽曲・民謡・伝承楽曲などに関して用いられることは洋の東西を問わずほとんど見られない。
 
これは、国歌・宮廷・宗教・古典・民謡・伝承楽曲が、その演奏・歌唱において規格化された旋律を再現することが有形無形に求められており、わざわざ「スタンダード」という形容をしなくても聴衆の皆が題目ないし曲名を聞くだけで画一的にその内容を認識できるのに対し、近代音楽分野における演奏・歌唱アーティストが先人の楽曲を先人へのトリビュートの念を込めて独自解釈の演奏・歌唱を展開したり、逆にあえて逆説的な主張を行うために自分なりの解釈・アレンジを加えて楽曲をリニューアルすることによってオリジナリティを発揮することに価値観を見出しているために、その有名楽曲を[[素材]]として規格化する意味合いをもって「スタンダード」と呼称する習慣が広く大衆に伝播したためである考えられる。