「ロッド・エヴァンス」の版間の差分

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→‎略歴: 偽パープルのマネージメント
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エヴァンスはメンバーによく似た見た目のマイナーミュージシャンを集め、[[新聞]]に広告を載せ、アメリカで[[コンサート]]を開いた。たしかに彼はディープ・パープルのオリジナル・メンバーには違いないが、誰からも許可を得ていなかった。また、コンサートでは自分が在籍した時期のものでない人気曲(『スモーク・オン・ザ・ウォーター』『ハイウェイ・スター』)などを数多く採り上げたこともあり、実体としては単なる偽者に過ぎなかった。
公演中にそう気付いた観客は激怒し、ビンをステージに投げつけるなどをしたという。こうしたコンサートは数回行われたが、ディープ・パープル側のスタッフが広告などで虚偽を知らせる表明をし、騒動は終局した。
 
 この事件については、エヴァンス本人の責任は免れようがないとしても、良からぬプロモーターたちに利用されたという面もあるようだ。彼らは以前にも偽[[ステッペンウルフ]]の活動で訴訟を起こされているような者たちであり、偽ステッペンウルフのメンバー数人はそのまま偽パープルにも参加していた。彼らはディープ・パープルの名前を使おうと考え、まず[[ニック・シンパー]]を引き入れようとしたが断られた。しかし次に声をかけられたエヴァンスは愚かにも加担してしまった。つまり少なくとも彼は主犯ではない、というのである。
 
 その後、エヴァンスは[[裁判]]にかけられて敗訴、こうした活動を禁じられるだけでなく、自分が関わったディープ・パープル時代の[[印税]]所得権利の一切をも剥奪されてしまった。この事件後、彼はロック界の表舞台から消え、それっきりどのような活動をしているかは定かでない。(英語版の記事によると、現在はサンフランシスコに在住し救急医療師の仕事をしているらしい)。