「少数民族」の版間の差分

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== 概説 ==
日本語の「民族」は多義的かつ曖昧な概念である。英語の[[:en:ethnic group|ethnic group]]を指すこともあれば[[:en:nation|nation]]を指すこともあり、ドイツ語の[[:de:volk|volk]]を指すこともある。「民族」が意味するものが多義的であるために、少数民族という語もしばしば混乱を招く。少数民族という概念は何を、それらが構成する全体とすが何であるかを設定し、その枠組みのなかで相対的に少数であることを示さなければ意味をなさない。
 
少数民族という概念を用いる際に最も一般的なのは、国民国家(nation state)を「全体」を指す枠組みとしたうえで、そのなかで平均的な国民として扱われることの多い支配的多数民族と比較して少数である民族集団を少数民族と呼ぶという用法が最も一般的である。これら少数民族は人口において数百人の集団であることもあれば百万人規模であることもある。しかし、平均的国民もしくは支配的多数を占める民族とはさまざまな文化的属性において差異が見出されるケースや、制度的差異が見出されるケースが多く、共通に課題となる部分が大きい。
 
少数民族はさまざまな文化的属性(民族共通の[[歴史]]や[[言語]]や[[歴史]]など)をもつ。しかし、周囲を取り巻くのは多数派の民族であり、国の制度や教育もそれに基づく場合が多い。そういった状況下で、いかに自分たちの独自性を維持すればよいかというのは、多くの少数民族に共通する悩みである。
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なお、日本国内には(ethnic groupという意味でもnationという意味でも)複数の少数民族が存在していにもかかわらず、日本政府が[[国際人権規約]]に基づく[[国連]]への報告書に同規約第27条に該当する少数民族問題の対象として記載しているのは[[アイヌ民族]]問題のみである。
 
==世界の少数民族==