「爆発物探知機」の版間の差分

爆薬から出る希揮発性ガスには主に以下のようなものがあるが、爆薬以外にもこれらの希揮発性ガスを発する物があるため、誤動作しやすい、蒸気圧が低くガスが出にくい爆薬を探知しにくいという欠点を持つ、この問題点を解決するために、現在では爆薬には全て製造時点で[[爆発物マーカー]]を添加することが義務化している。

#[[ニトロセルロース]]と[[ニトログリセリン]]などから出る[[二酸化窒素]]の希ガス

#[[黒色火薬]]や[[硝安油剤爆薬]]などから出る[[二酸化硫黄]]の希ガス

#過塩素酸塩を基剤とする[[カーリット]]爆薬などから出る[[塩化水素]]の希ガス

*半透膜等を通して空気を吸入する等単純な濾過装置を経て[[ニッケル]]－63を線源とした検出器が[[ダイナマイト]]から出る希揮発性ガスに選択的に反応する

希揮発性ガスをイオン化して、イオン化したガスを電磁気で加速させ電極にぶつけると、分子の種類によって速度差がでるため、衝突時間に差が出るのを利用してガスの成分を調べる。