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'''酔い'''(よい)は[[生理現象]]の一種。酔いには[[酒]]などを摂取した時に引き起こされる[[酩酊|酒酔い]](''drunkenness'')と、乗り物などに乗った時に起こる[[乗り物酔い]](''kinetosis'')の二種類がある。
詳細は各項参照。本項では酒酔いと乗り物酔いの違いについて主に記述する
 
また、全く別の使い方として「'''自分に酔う'''([[ナルシスト|自己陶酔]])」などのように見惚れる、夢中になるなどといった用法もある。
 
== 違い ==
'''酒酔い'''は[[アルコール]]に含まれる[[エチルアルコール]]が[[中枢神経]]の機能を抑制する事によって引き起こされ、'''乗り物酔い'''は[[三半規管]]の誤作動により[[自律神経]]に異常が発生した場合に起こる症状であり、根本的に別ものである。
 
=== 酒酔い ===
酒酔い」に中枢神経、アルコールに含まれるエチルアルコールが脳高位機能抑制され、低位機能が表層化する事により、日常作用し引き起こされ酒酔る判断力集中力、抑止力等が低下する事により軽い興奮状態に陥る。いわゆる酒を飲む事によって気が強くなったり、気分が良くなったりする状態である。また体内でアルコールを分解する際に代謝の中間生成され物であ[[アセトアルデヒド]]は有毒物質であり、これが血中の作用蓄積されると[[心拍数]]の増加、[[嘔吐]]、[[皮膚]]の紅潮などの状態がよって引き起こされる。前者の酒酔いとは別症状で二種類がるが、同様に酒酔いに分類される。
 
1.エチルアルコールの作用による酒酔い
:飲酒によってエチルアルコールを摂取すると、摂取した量に応じ脳の麻痺(抑制)が起こり、酒酔いとなる。脳の麻痺はまず大脳の高位機能の麻痺から始まるため判断力、集中力、抑止力等が低下する。その結果、脳の低位機能(いわゆる本能的と呼ばれる機能)が表層化する事により、軽い興奮状態となり、気が大きくなったり、気分が良くなったりする酒酔い状態となる。
 
 
2.アセトアルデヒドの作用による酒酔い
:体内でアルコールを分解する際に生成される[[アセトアルデヒド]]は有毒物質である。これが血中に蓄積されると[[心拍数]]の増加、[[嘔吐]]、[[皮膚]]の紅潮などの状態が引き起こされ、酔った状態となる。
:このアセトアルデヒドによる酔いは、前者の酒酔いとは別の症状でり、[[アセトアルデヒド脱水素酵素]]の活性型により、この症状が表れる人間と表れない人間が存在する。また、アセトアルデヒドは二日酔いの原因物質である。
 
:*注意
:前述のように、アセトアルデヒドの作用による酒酔いは、症状が表れる人間と表れない人間がいる。そのためこの症状が表れない人間は「自分はお酒に強い」と考えがちであるが、実際は「1.」のエチルアルコールの作用による脳の麻痺とこの症状が表れるか否かは関係が無く注意が必要である。
 
 
*分類される呼称:[[酩酊]]、[[二日酔い]]、[[薬品酔い]]
 
 
=== 乗り物酔い ===