「ポリアクリルアミドゲル電気泳動」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
12行目:
 
=== SDS-PAGE ===
蛋白質の荷電は種類によって大きく異なるが、陰イオン系[[界面活性剤]]である[[ラウリル硫酸ナトリウム|ドデシル硫酸ナトリウム]](SDS)存在下ではSDS分子が蛋白質分子を[[変性]]させ[[ミセル]]を作るため、蛋白質分子は全体として陰性に荷電し陽極方向に移動する。この方法がSDS-ポリアクリルアミドゲル電気泳動('''SDS-PAGE'''=エスディーエスペイジ=と略す)で、核酸の場合と同様に分子量による分離が行える。通常は、蛋白質の分析試料一般的[[還元剤]]である[[2-メルカプトエタノール]]を加えて煮沸し、S-S結合([[ジスルフィド結合]])を切断してから電気泳動するが、これ用いよって分子量を反映した泳動結果が得られる。
泳動後の蛋白質をメンブレンに転写してから[[免疫染色]]を行う手法を[[ウエスタンブロッティング]]と呼ぶ。
 
=== native PAGE ===