「標準電極電位」の版間の差分

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== 標準電位を使った起電力の求め方 ==
ある全反応の <math>\Delta _rG^\circ</math> は、それを構成している還元半反応の <math>\Delta _rG^\circ</math> の差に等しい。したがって、2つの還元半反応を組み合わせた全反応の<math>E^\circ</math>の値は、それらの半反応の<math>E^\circ</math>の差に等しい。例えば、銅と亜鉛を使った電池の起電力は次のように求められる。
 
 
それぞれの還元半反応式は、
:<math>(1) \cdots Cu^{2+}(aq)+2e^-\rightarrow Cu(s)\,</math>   <math>E^\circ = +0.34V\,</math>
:<math>(2) \cdots Zn^{2+}(aq)+2e^-\rightarrow Zn(s)\,</math>   <math>E^\circ = -0.76V\,</math>
である。この差をとると、
:<math>(1-2) \cdots Cu^{2+}(aq)+Zn\rightarrow Cu(s)+Zn^{2+}(aq)\,</math>   <math>E^\circ = +1.1V\,</math>
<math>E^\circ>0</math>であるので、この反応は自発的に起こる。
 
== 関連項目 ==