「化学的酸素要求量」の版間の差分

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==各種COD試験方法==
 
===;COD<sub>Cr</sub>(二クロム酸カリウムによる酸素要求量)===
:欧米で広く用いられる方法で、最も酸化力が強いため多くの有機物が分解される。
 
===;COD<sub>Mn</sub>(100℃における過マンガン酸カリウムによる酸素要求量)===
:日本における法定試験方法であるため、国内で最も広く用いられる。[[塩化物イオン]]による影響を防ぐため、[[硝酸銀]](AgNO<sub>3</sub>)を用いる。有害物質のクロムを使用しない,測定操作が短時間などのメリットはあるが,酸化力が弱くCOD<sub>Cr</sub>よりも低い数値となることが多い
有害物質のクロムを使用しない,測定操作が短時間などのメリットはあるが,酸化力が弱くCOD<sub>Cr</sub>よりも低い数値となることが多い。
 
===;COD<sub>OH</sub>(アルカリ性過マンガン酸カリウムによる酸素要求量)===
:塩化物イオンが多い海水などに用いられる方法。
 
===;COD-アルカリ性(アルカリ性100℃における過マンガン酸カリウムによる酸素要求量)===
:硝酸銀を使用する必要が無く、COD<sub>OH</sub>と比べて残留する過マンガン酸カリウムの滴定が簡素なため、海水の混入する恐れがある場所で日常的に試験を行う場合に用いられる。
 
===;COD-硫酸銀(硫酸銀を用いる100℃における過マンガン酸カリウムによる酸素要求量)===
:塩化物イオンの影響を防ぐため、硝酸銀の代わりに[[硫酸銀]](Ag<sub>2</sub>SO<sub>4</sub>)を用いる方法。
 
==参考資料==