「フリッツ・ライバー」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
Oine (会話 | 投稿記録)
Oine (会話 | 投稿記録)
m 内部リンク追加
2行目:
'''フリッツ・ライバー'''('''Fritz Leiber'''、 [[1910年]][[12月24日]] - [[1992年]][[9月5日]])は、[[アメリカ合衆国]][[イリノイ州]][[シカゴ]]生まれの[[小説家]]、[[SF作家]]、[[ファンタジー]]作家。
 
[[サイエンス・フィクション|SF]][[幻想文学]]が渾然一体となったような作品を得意とし、中短編SFの名手としても知られる技巧派のSF作家。平行宇宙、歴史改変、魔術などのガジェットを用いて世界認識の変容を描く手法は独特の味わいを持ち、その幻惑的な作品の数々は、特に玄人筋の評価が高い。
 
また[[オカルト]]への造詣も深く、長編『妻という名の魔女たち』『闇の聖母』は[[ダーク・ファンタジー]]の古典的名作。中短編の代表作は『跳躍者の時空』『影の船』『あの飛行船をつかまえろ』など。
 
暗くペシミスティックなSF作品が多いが、[[ヒロイック・ファンタジー]]の書き手としても有名である。
ヒロイック・ファンタジーをあらわす表現の一つ「剣と魔法」(Swords & Sorcery)という言い方は、ライバーの命名によるもの。ファファードとグレイ・マウザーという、超人的ではないリアルなタッチのヒーロー像を産み出し、『凶運の都ランクマー』を始めとする「[[ファファード&グレイ・マウザー]]」シリーズでヒロイック・ファンタジーにおける新たなスタイルを確立した。
 
また、中短編では『ラン・チチ・チチ・タン』のように、[[イロニー|皮肉]]を利かせた[[喜劇|コメディ]]タッチの作品も多い。
 
父親のフリッツ・ライバー・シニアは映画俳優で、ライバー本人も数本の映画に出演している。