「安藝ノ海節男」の版間の差分

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が、ついにその左外掛けで双葉の牙城を崩す。
 
世紀の一瞬に国技館は比喩でなくその天井が大歓声によってふるえたという。実況を担当していた[[和田信賢|NHKアナウンサー]]は、後ろの席にいた先輩に「双葉山負けたね? 双葉山負けたね?」と繰り返し確認した後、「双葉散る! 双葉散る! 旭日昇天まさに69連勝、70連勝を目指して躍進する双葉山、出羽一門の新鋭安藝ノ海の左外掛けに散る! 時に、昭和14年[[1月15日]]、双葉山70連勝ならず!」と絶叫した。
 
かくて双葉山の70連勝を阻止、一躍英雄となる。当時の両国国技館から出羽海部屋までは、歩いて5分ほどだったが、観衆にもまれ、たどり着くのに30分かかり、到着したときに足元を見ると雪駄が片方消えていたという。故郷には「オカアサンカツタ」の電文を打った。師匠出羽海(元小結両國)や、入門の時世話になった[[常ノ花寛市|藤嶌]]からは、「'''''勝って褒められるより、負けて騒がれるようになれ'''''」とさとされた。