「衝立狸」の版間の差分

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石碑は盗難にあったことが判明
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高須という寂しげな場所に現れたという。人が夜道を歩いていると、大きな衝立となって道の真ん中に現れる。大抵の人は足止めをされたことに驚いて引き返すが、強気な人が構わずに突き進むと、そのまま通り抜けることができるという。同様に道行く人を足止めする妖怪、[[塗壁]]の一種とする説もある。
 
かつて多くの人々から恐れられ、この道を夜に通る人は殆どいなくなったため、ある僧侶が[[光明真言]]を4万8千遍唱え、[[緑泥片岩]]で高さ1丈程の石碑を建てて衝立狸を封印した。以来、この怪異は無くなったという。この石碑は現在でも、高須に残されている
 
== 備考 ==
衝立狸を封じたという石碑は近年まで高須に実在していたが、心無い者による盗難に遭ってしまったため、現在は存在していない。
 
== 関連項目 ==
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* [[水木しげる]] 『水木しげるの続・妖怪事典』 [[東京堂出版]]、1984年、82頁。
* [[多田克己]] 『幻想世界の住人たち IV 日本編』 [[新紀元社]]、1990年、105頁。
* [[村上健司]] 『日本妖怪大事典』 [[角川書店]]、2005年、211頁。
 
[[Category:妖怪|ついたてたぬき]]