「ウィリアム・フォーサイス (バレエダンサー)」の版間の差分

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'''ウィリアム・フォーサイス'''('''William Forsythe''' [[1949年]][[12月30日]] - )は、[[アメリカ合衆国]]における主要なバレエダンサーのひとりで、現代の最も先端的な[[バレエ]][[:Category:バレエの振付家|振付家]]。モダン・バレエを解体し再構築した人物として[[コンテンポラリー・ダンス]]の歴史を造る。[[モダン・ダンス]]の歴史の中では、[[マース・カニングハム]]や[[ジョージ・バランシン]]が創った抽象的な振付が存在したが、ウィリアム・フォーサイスはその身体言語を解体し再構築したといえる。その作品と手法はコンテンポラリー・ダンスの範疇で語られる。
 
== 略歴 ==
アメリカの[[ニューヨーク州]]、ロングアイランドに生まれる。[[1966年]]に17歳で大学に入学し、この頃にダンスを習い始める。バレエの振付けに際立ったものがあり、バレエ教師にその才能を見い出される。ジョフリー・バレエ団のダンス・スクールに移り、レッスン生としてよりバレエの習得につとめる。程なくジョフリー・バレエ団の団員に昇格し、正式なダンサーとして舞台へ出演し踊るようになる。
 
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[[1983年]]に、ドイツの[[フランクフルト・バレエ団]]内に「Gange」を作る。翌年には、[[フランクフルト市]]の文化省の任命で同バレエ団の芸術監督に就任する。就任後間もなく、大作を幾つも発表する。フォーサイスはダンサーの身体能力の極限に挑むかのような、複雑で難度の高い超絶技巧を要する振付けを行った。加速された動作スピードと連続的な動きの要素で構成されたそれらの作品は、従来からのバレエに飽き足らなかった多くの観客を惹き付け、魅了した。
 
[[2004年]]7月にフランクフルト・バレエ団が解散、フォーサイスはプライベート・カンパニー(The Forsythe Company)を新たに立ち上げた。[[2005年]]1月よりその活動を開始。カンパニーはザクセン州、ヘッセ州、ドレスデン市、フランクフルト・アム・マイン市、スポンサーより支援を受け運営している。現在は18名の専属ダンサーがフォーサイスと創作活動を共にし、05年4月の新カンパニーのワールドプレミア公演を皮切りに、フランクフルト、ドレスデンを拠点に世界各国で公演を行っている。またこの年、日本の武道家、[[日野晃]]と交流をはじめた。
 
最近ではダンスに加えヴィデオ・インスタレーション作品やCD-ROM作品も発表しており、新たなるバレエ美学を示している。
 
[[モダン・ダンス]]の歴史の中では、[[マース・カニングハム]]や[[ジョージ・バランシン]]が創った抽象的な振付が存在したが、ウィリアム・フォーサイスはその身体言語を解体し再構築したといえる。その作品と手法はコンテンポラリー・ダンスの範疇で語られる。
 
[[2004年]]7月にフランクフルト・バレエ団が解散、フォーサイスはプライベート・カンパニー(The Forsythe Company)を新たに立ち上げた。[[2005年]]1月よりその活動を開始。カンパニーはザクセン州、ヘッセ州、ドレスデン市、フランクフルト・アム・マイン市、スポンサーより支援を受け運営している。現在は18名の専属ダンサーがフォーサイスと創作活動を共にし、05年4月の新カンパニーのワールドプレミア公演を皮切りに、フランクフルト、ドレスデンを拠点に世界各国で公演を行っている。またこの年、日本の武道家、[[日野晃]]と交流をはじめた。
 
== 外部リンク ==