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{{文学}}
'''シャクンタラー'''
* [[インド神話]]に登場する女性。
*'''シャクンタラー(Śakuntala)'''』 (Śakuntala) は、古代[[インド]]・[[グプタ朝]](320~550)(320年~550年)時代に成立した[[戯曲]]。正確にはアビジュニャーナシャクンタラー(』(指輪によって思い出されたシャクンタラ-)ー)。本項目で記述。
*'''シャクンタラー(Sakuntala)'''」 (Sakuntala) は、[[カール・ゴルトマルク]]が作曲した演奏会用序曲の一。
* '''[[シャクンタラー (小惑星)|シャクンタラー]]''' (1166 Sakuntala) は、1930年にロシアの天文学者パルホメンコが発見した[[小惑星]]。
 
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{{文学}}
'''シャクンタラー''' (Abhinana-Sakuntala) は、[[インド]]の最も有名な[[古典]][[戯曲]]、あるいはその[[ヒロイン]]の名。[[カーリダーサ]]が[[叙事詩]]『[[マハーバーラタ]]』の1挿話を7[[幕]]の戯曲として改作したもので、仙人の養女シャクンタラーとドフシャンタ王との数奇な恋物語を描く。成立は[[グプタ朝]](320~550)(320年~550年)。[[サンスクリット語]]で書かれており、サンスクリット語が[[公用語]]とされはじめた時代の代表作である。同時期に成立した文学作品として『マハーバーラタ』『[[ラーマーヤナ]]』がある。
 
[[ヨーロッパ]]に広く知られるようになったのは1789年、[[ウィリアム・ジョーンズ]]の英訳がきっかけである。2年後にその独訳が出版されると、これが大変な反響を呼び、[[ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ|ゲーテ]]にも影響を与えた。
 
日本語訳は[[岩波文庫]]から刊行されている。
 
{{ネタバレ}}
== あらすじ ==
シャクンタラーは、[[アプサラス]]の[[メーナカー]]と、[[クシャトリヤ]]出身の大聖[[ヴィシュヴァーミトラ]]との間に生まれた女性である。あるとき、プル家の血を引くドフシャンタ王は、狩の最中に出会ったシャクンタラーと恋に落ち、結婚する。そして王は結婚のしるしとして[[指輪]]を贈る。ところがシャクンタラーは、ドゥルヴァーサス仙の怒りを買い、呪いをかけられ、ドフシャンタ王はシャクンタラーのことを忘れてしまう。この呪いは彼女が王からもらった指輪を、王に見せさえすれば解けるはずであったが、シャクンタラーは[[沐浴]]の際にこれを失ってしまい、王は彼女が訪ねてきても思い出せない。悲しみの中、彼女は母(?)にさらわれて天界に昇ってしまう。後に王は漁夫が発見した指輪によって記憶を取り戻すのだが。そして[[インドラ]]神が御者[[マリーチ]]を通じて悪魔征服の援助を王に依頼してきたおり、王は天界に上る機会を得、そこでわが子と対面し、シャクンタラーと再会する
 
悲しみの中、彼女は母(?)にさらわれて天界に昇ってしまう。しかし、後に王は漁夫が発見した指輪によって記憶を取り戻す。そして[[インドラ]]神が御者[[マリーチ]]を通じて悪魔征服の援助を王に依頼してきたおり、王は天界に上る機会を得、そこでわが子と対面し、シャクンタラーと再会する。
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[[Category:インドの文学|しやくんたらあ]]
[[Category:文学の登場人物|しやくんたらあ]]
[[Category:インド神話|しやくんたらあ]]
 
== 関連項目 ==
 
* [[マハーバーラタ]]
* [[ラーマーヤナ]]
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