「プログラマブル・カウンタ」の版間の差分

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プログラマブル・カウンタには、入力パルスをカウントする回路の前段に、別のカウンタが併設されていることが多い。この前段のカウンタはプリスケーラと呼ばれる。プリスケーラは回路の簡素化のために、2、4、16など2の[[冪乗]]の回数をカウントする毎に出力パルスが出るものであることが多い。
 
CPUから設定する値が、カウンタをゼロクリアする値ではなく、カウンタがオーバーフロー(最大値を過ぎるまでカウントアップ)した時にリセットする初期値であるように設計されたプログラマブル・カウンタも多い。この場合、設定するのは分周比そのものではなく、[カウンタが計数することのできる最大値-N+1)1]([[2の補数]]表現として見れば-N)を設定することにより1/N分周器となる。例えば、カウンタ部が8bitで構成されていた場合、(255-10+1)=246を設定すると入力周波数を1/10にする分周器になる。プログラマブル・カウンタをそのような機構にすると、回路が若干簡単になる。
 
かつてはプログラマブル・カウンタはそれだけで1つのICとして用いられていたが、近年はCPUの付属周辺回路としてCPUチップの中に入ってしまっていたり、CPUの周辺処理を一手に引き受ける[[チップセット]]ICの中の1回路として組み込まれていることのほうが多い。