「アカンサス」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
生物分類表
コリント式オーダーの特徴
16行目:
'''アカンサス'''(Acanthus、'''ハアザミ'''、葉薊)は広義には[[キツネノマゴ科]]ハアザミ属(アカンサス属 ''Acanthus'') の植物を総称していうが、普通は特に観賞用に栽培される'''''A. mollis'''''を指す。
 
[[アザミ]]に似た形の[[葉]]は[[古代ギリシア]]以来、[[建築物]]や内装などの装飾のモチーフとされる。特にギリシア建築の[[オーダー]]の一種、コリント式オーダーはアカンサスを意匠化した柱頭を特色としている。[[ギリシア]]の[[国花]]。

大型の常緑多年草で、[[地中海]]沿岸(北西[[アフリカ]]、[[ポルトガル]]から[[クロアチア]])の原産。葉には深い切れ込みがあり、光沢があり、根元から叢生して長さ1m、幅20cmほどになる。晩春から初夏に高さ2mほどの花茎を出し、緑またはやや紫がかったとがった苞葉とともに花をつける。花弁は筒状で、色は白、赤などがある。乾燥にも日陰にもまた、寒気にも強い。
 
アカンサス属は約30種からなり地中海沿岸を中心に分布する。''A. mollis'' のほか''A. spinosa'' なども栽培される。