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守護同士の戦いの場合には、被官たる国人領主の力も大きく左右したため、被官が勝利に貢献する場合もあれば、敵対勢力に寝返ったために、戦況が変わる例が少なくなかった。
このように、室町時代における被官の地位は独立した自治権を有する勢力であったが、[[戦国時代 (日本)|戦国時代]]に入ると、守護や守護代が次第に武力を以って他の被官国人を滅ぼし、または臣従させることで[[戦国大名]]と化し、国人領主の中にはそれまでの地位や自立性を失った者も少なくなかった。一方では、[[毛利氏]]のように守護の被官であった国人が
それでも、戦国時代を通じて被官として独立した地位を有する者もあったが、近世以降は、戦国大名または近世大名としての地位を勝ち得た者以外は、幕府又は大名の家臣として組み込まれていった。
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