「沸騰石」の版間の差分

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Calvero (会話 | 投稿記録)
本来突沸の項目に書くべきなんでしょうけど
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毛細管の内面が完全に濡れて気泡が失われてしまうと、突沸を防ぐ機能が失われてしまうために気泡を含んだ微細孔を多数もつ素材が利用される。一般には素焼の小片などが利用され、沸騰石と呼ばれる。あるいはガラスに空気を練り込んだものでもよく、すなわちガラス沸騰石もよく使われる。それ以外の材質でも多孔質の素材が沸騰石として製品化されている。
 
沸騰石であっても、一度火を落として温度を下げてしまうと、気体部分の蒸気が液化して微細管の中に液体を引き込んで表面の気泡が失われてしまうため、沸騰石の性質を失ってしまう。したがって、温度を下げ沸騰を停止させたら、加熱する前に新しい沸騰石を追加する必要があるし、一度使用した沸騰石は微細孔が濡れたり不溶物でふさがっていたりするので完全に乾いていても再使用してはならない。また、過熱状態において沸騰石を投入すると逆に突沸を誘発するので、そのようなことは行ってはならない。家庭においても、水や牛乳などを加熱したのち、砂糖など沸騰石となるようなものをいきなり加えたり衝撃を与えたりすると突沸が起こる場合があるとされている<ref>http://home.tokyo-gas.co.jp/shoku110/chie/531.html</ref>。[[味噌汁]]についても突沸の例が報告されており、だし入りの味噌、ステンレス三層鍋を使う場合には注意が必要であるとされている<ref>http://www.jc-press.com/abunai/020915go.htm</ref>。
 
==材質==