'''エーテル'''([[ギリシア語|希]]: {{lang|el|᾿Αιθήρ}}、[[英語|英]]:aether aether、æther、ether)とは、[[アリストテレス]]が[[四元素]]説を拡張して提唱した、天体を構成する「第五元素」。ギリシア語で「上層の空気」を意味する。[[スコラ学]]に受け継がれ、[[中世]]の[[キリスト教]]的宇宙観においても、天界を構成する物質とされた。
*[[スコラ学]]に受け継がれ、[[中世]]の[[キリスト教]]的宇宙観においても、天界を構成する物質とされた。
*物理学における[[エーテル (物理)|エーテル]]、化学における[[エーテル (化学)|エーテル]]、および[[イーサネット]] (Ether-net) の語源となった。
**[[エーテル (物理)]]は、イメージと用語をそのまま引き継いだ命名といえる。
**[[物理学におけるエーテル (は、イメージと用語をそのまま引き継いだ命名といえる。化学)]]におけるエーテルは、今日で言いう[[ジエチルエーテル]]が発見された際に、その高い揮発性を「地上にあるべきではない物質が天に帰ろうとしている」と解釈されたことから其その名が付けられた。高揮発性の石油[[留分]]が、同じ発想で「石油エーテル」と命名され、実務分野ではそのまま定着してしまったため、石油エーテルは化学種としてに属さない、という初学者を混乱させる事態が発生した。
**高揮発性の石油[[留分]]が、同じ発想で「石油エーテル」と命名され、実務分野ではそのまま定着してしまったため、石油エーテルは化学種として[[エーテル (化学)]]に属さない、という初学者を混乱させる事態が発生した。
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[[en:Æther_(disambiguation)]]
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