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'''インベントリ'''あるいは'''インベントリー'''(Inventory)とは、[[英語]]で商品や財産などの目録、あるいは商品や財産の目録を作成する在庫調査や[[たな卸し]]を意味する語である。ここから発展して、いくつかの分野で専門的な[[術語]]として、限定的な用いられ方が行われる。
'''インベントリ(Inventory)'''とは、企業などで使用されている情報機器の資産情報の事。
 
以下では[[情報工学]]における用法と、[[生物学]]における用法に関して解説する。
 
== 情報工学におけるインベントリ ==
 
情報工学の分野で'''インベントリ(Inventory)'''(Inventory)とは、企業などで使用されている情報機器の資産情報の事。
例えば、[[PC]]本体の機種、そこに搭載されている[[CPU]]、[[メモリー]]、[[ハードディスク]]などの部品、印刷機([[プリンター]])、ネットワーク機器などに関する情報は、全て「インベントリ」である。
企業で使用される情報機器の数が増加するに連れて、それらの管理が大きな負担になって来ており、その解決を目的として「[[Microsoft]] Systems Management Server」の様な、インベントリ情報を集中管理する為の製品も発売されている。
 
{{comp-stub|しょうほうこうかく}}
 
== 生物学におけるインベントリ ==
[[生態学]]、特に[[群集生態学]]や[[保全生態学]]の分野で、インベントリ、あるいはインベントリーは、ある地域に生息する生物の総種数の目録、あるいは目録を製作するための調査プロジェクトを指す。当初は一地域に生息する[[狩猟]]対象となる[[哺乳類]]や[[鳥類]]といった資源生物の総個体数の目録、目録作成のための調査に対してこの語が用いられたが、地域[[生態系]]の保全や種の保存に関する社会的要請が高まるとともに、地域生態系を構成する全生物種の種目録調査に意味が拡大した。
 
こうした一地域の種目録を作成するためのインベントリを行うためには、狭い専門分類群に関して深い専門知識を持ち、種の[[同定]]に最終的に責任を持つ[[分類学|分類学者]](タクソノミスト)だけではなく、幅広い分類群に対して粗同定を行う浅く広い専門知識を持った専門家の必要性が高まってきた。こうした専門家を[[パラタクソノミスト]]と呼ぶ。
 
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[[Category:情報工学]]
 
[[Category:DMTF]]
[[Category:WBEM]]
 
 
[[Category:生態学|ほせんせいたいかく]]
[[Category:環境学|ほせんせいたいかく]]