「藤壺」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
先帝(藤壺の父)と桐壺帝の血縁関係は不明です。 |
編集の要約なし |
||
6行目:
----
'''藤壺'''(ふじつぼ)は、[[紫式部]]の物語『[[源氏物語]]』の登場人物。[[架空]]の人物。作中に同名の人物がおり、混同を避けるため'''藤壺の宮'''(ふじつぼ の みや)、または'''藤壺中宮'''(ふじつぼ の ちゅうぐう)とも呼ぶ。
先帝の后腹の女四宮(第四皇女)。同母兄に兵部卿宮(後に式部卿宮。[[紫の上]]の父)、異母妹に源氏女御([[女三宮]]の母)がいる。
[[桐壺帝]]が最愛の桐壺更衣を亡くし悲しみに沈んでいた折に「そっくりな姫宮がいる」との話を耳にし、宮が14歳の時に女御として入内させた。その輝かんばかりの美貌は、[[光源氏]]の「光る君」と並び、「'''輝く日の宮'''」と称された(「[[桐壺]]」)。
亡き母似だと教えられ5歳違いの藤壺に懐
間もなく桐壺帝から[[朱雀帝]]に世は移り、弘徽殿太后(朱雀帝の母)側の勢力は日に日に増大する。桐壺院も亡くなり源氏・左大臣側の衰勢も著しい。主だった後見もいない藤壺は、東宮を守るため、源氏からの更なる求愛を拒むため、[[出家]]を選ぶ(「[[賢木]]」)。
東宮が元服し帝となった後は[[女院]]として、[[斎宮]](後の[[秋好中宮]])を冷泉帝の後宮入りに誘ったりと政治手腕を発揮する。37歳の時に冷泉帝の後見を源氏に頼み亡くなる。「[[薄雲]]」帖で亡くなったことから出家後は、後世の人から「'''薄雲女院'''(うすぐも の にょいん)」と呼ばれている。
没後、源氏が紫の上に藤壺のことをうっかり語った際、それを恨み源氏の夢枕に立ったりもしている。(「[[朝顔 (源氏物語)|朝顔]]」) また源氏が紫の上を見出したのも、そもそもは紫の上が藤壺の姪で彼女に生き写しの美貌
[[Category:源氏物語の登場人物|ふしつほ]]
|