クラリネットとバセット・ホルンの中間ともいえる楽器で、低音域をバセット・ホルンに該当する記音Cまで拡張されたクラリネットとして名づけられた。通常はA管でA管クラリネットの延長のような楽器である。モーツァルト没後200周年を記念して1991年に復元され、2006年の生誕250年にはモーツァルトの協奏曲の形式と演奏時間だけを模した現代音楽の作曲コンクールが、オーストリアのザルツカンマーグートの「モーツァルト・フェステイバル」で開かれ、日本人が第一位を獲得しフェルデイナント・シュタイナーとぺーター・ヴェーゼン=アウアー指揮のシンフォニエッタ・ダ・カメラ・ザルツブルクで初演された。