「テレマークスキー」の版間の差分

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すなわち、ブーツの固定力で身体の動きを制限し、滑降時の安定性のみを追求しているアルペンスキーと異なり、身体の自由度を犠牲にせず、歩きや登りなどいろいろな状況にも対応するのがテレマークスキーである。もちろん自由度の代償として滑降には安定さを欠き、筋力と高度な技術が要求される。最たるものはそのターン技術で、アルペンスキーのそれとはまったく異なっており、外見上も一目で見分けが付く。ターンに際し安定を得るため足を前後に開き、ターン外側の足を前に出して足裏全体で加重。内側の足は後ろに引き、踵を上げて拇指球(親指の付け根)で加重するという独特な形をとる。この滑り方、技術(テレマークターン)が狭義のテレマークスキーである。
 
テレマークスキーは、主に[[山スキー|山岳スキー]]で採用されやすいスタイルである。アルペンスキーにも踵を解放して歩けるようにしている用具があるが、テレマークスキーは用具がシンプルかつ軽量で、ブーツの柔らかさも相まって歩きやすいため、難度の高い滑降が斜面をまれるコース以外では好まれている。
 
皮革製ブーツの全盛期は、ブーツの柔らかさからあまりハードな滑りはできず、ゆったりとした優雅な滑りがテレマークスキーの醍醐味とされてきた。しかし最近ではプラスチックブーツやカービングスキーに代表される用具の進化、大量の熟練アルペンスキーヤーの転向もあって、滑りはよりアグレッシブなものになり、高速化も著しい。山だけではなくゲレンデでも姿をよく見かけるようになり、中にはモーグルバーンの滑降や、エアーを楽しむテレマーカーも出現している。
 
以前は皮革製ブーツの全盛期であり、ブーツの柔らかさからあまりハードな滑りはできず、ゆったりとした優雅な滑りがテレマークスキーの醍醐味とされてきた。しかし最近ではプラスチックブーツや[[カービングスキー]]に代表される用具の進化、大量の熟練アルペンスキーヤーの転向もあって、滑りはよりアグレッシブなものになり、高速化も著しい。山だけではなくゲレンデでも姿をよく見かけるようになり、中には[[モーグル]]バーンの滑降や、エアーを楽しむテレマーカーも出現している。
 
== テレマークスキー用具 ==