「第35回有馬記念」の版間の差分

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== レース展開 ==
競走前に秋の天皇賞優勝馬ヤエノムテキの鞍上岡部幸雄が振り落とされるハプニングがあり、何か起きそうな予感が漂う中、スタートは切られた。</br>逃げると思われていたミスターシクレノンが出遅れ、オサイチジョージが押し出されるような形で先頭を行く。そのようなこともあってレースはスローペースとなり、オグリキャップは中団5,6番手から進んだ。</br>そして第4コーナーに差し掛かりオグリキャップは外目から先頭集団に並びかかる。</br>最後の直線に入りオサイチジョージを交わして先頭へ上がると内からホワイトストーン、外からメジロライアンが追い上げに掛かり、スタンドからは若い女性が「オグリ頑張って!!」、[[日経ラジオ社|ラジオたんぱ]]の実況をした[[白川次郎]]は「さあ頑張るぞオグリキャップ」(白川の回想によれば、この時「さあ'''頑張れ'''オグリキャップ」と言いかけ、『特定の馬の応援はよくない』と瞬間的に思い直し、出てきた言葉が「さあ頑張るぞ」だったようである)、[[フジテレビジョン|フジテレビ]]の実況中継をした[[大川和彦]]は「オグリキャップ先頭!!」、だが解説の[[大川慶次郎]]は個人的な「ライアン!!ライアン!!」と興奮した応援。</br>そしてゴール板をオグリキャップが先頭で駆け抜け、川アナは「オグリ1着!!オグリ1着!!オグリ1着!!オグリ1着!!右手を上げた(カメラに切り替わった時には左手になっていたが右手はその前に挙げていた)武豊!!オグリ1着!オグリ1着!見事に、引退レース、引退の花道を飾りました!スーパーホースです!オグリキャップです!」と幾度も「オグリ1着」を連呼、おまけに武豊の上げた手まで間違える程の興奮であった。</br>この勝利により17万人の大観衆からのオグリキャップに対する声援は「オ・グ・リ!オ・グ・リ!オ・グ・リ!オ・グ・リ!」とオグリコールに変わって中山競馬場に響き渡り、感極まったファンは涙し、勝利を分かち合い抱き合うファンも多くいた。</br>全ての場面が感動の語り草となって当時の競馬ファン・オグリファンには記憶に残る。
 
== 競走結果 ==
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