「ペプチド固相合成法」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
Alljal (会話 | 投稿記録)
Alljal (会話 | 投稿記録)
31行目:
==Boc合成法==
[[tert-ブトキシカルボニル基|Boc基]](もしくはt-Boc基)はtert-'''B'''utyl '''O'''xy '''C'''arbonylの略であり、酸性で脱離できるアミノ基の[[保護基]]である。通常トリフルオロ酢酸などが用いられる。側鎖の保護基の脱保護とペプチド自体のレジンからの切り出しは[[フッ化水素]]を温浸させる事で進行するが、フッ化水素の取り扱いには特に注意しなければならない。このため固相合成法においてBoc基を用いることは少なくなってきた。しかしながら、塩基に弱い非天然アミノ酸を用いたペプチドを合成する際にはBoc基を用いる合成戦略が必要となる。
 
== 関連項目 ==
*[[ペプチド合成]]
 
[[Image:TBOC deprotection scheme.png]]