「ホンソメワケベラ」の版間の差分

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掃除してもらう魚は、[[チョウチョウウオ]]、[[ヒメジ]]類などの小型魚から[[ギンガメアジ]]などのアジ類、[[クエ]]、マハタ、ユカタハタなどの大型ハタ類まで、サンゴ礁にすむ魚のほとんどを占める。この中には魚食性の強い魚も数多く含まれるが、この魚たちは自分の体をきれいに掃除してくれるホンソメワケベラを捕食することはまずない。
 
ホンソメワケベラの他にも、同属種の'''ソメワケベラ''' ''Labroides bicolor''や、[[エビ]]の一種'''オトヒメエビ''' ''Stenopus bispidus''などもクリーニング他の魚の掃除をする動物して知られている。
==[[詐欺]]に注意==
スズキ目・イソギンポ科の'''ニセクロスジギンポ''' ''Aspidontus taeniatus''は、ホンソメワケベラとは全く別の仲間に分類される魚だが、ホンソメワケベラとよく似たもようをしており、ふだんの泳ぎ方も似ている。
 
もちろん他の魚はホンソメワケベラと思って近寄っていくが、この魚は寄生虫どころか、皮ふやえらを鋭い歯で食いちぎって素速く逃げてしまうのである。このことから英名も"False cleanerfish(ニセ掃除魚)"とよばれる。ホンソメワケベラと似た体色と行動を身につけることで大型の魚から捕食されることもなく、食物も手に入れることができるわけで、これも生きるうえの戦略の一つではある。
==関連項目==
*[[魚の一覧]]