「ミラー指数」の版間の差分

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『[KLM]方向』と呼ぶ<ref name=Kawai/><ref name=Konno>物質の対称性と群論/今野 豊彦 . -- 東京 : 共立出版, 2001.10</ref>。但し、[-1 0 0] のように(K=-1,L=0,M=0)負の成分を持つ方向は数字の上にバーをつけ、<math>[ \bar{1}00 ]</math>のように書く。また、[1,0,0]のような書き方、つまり成分の間にカンマを入れるような書き方はしない。
 
さらに、対称性([[空間群]][[対称性]])の観点から等価な方向指数は、そのうちもっともシンプルなもので代表させることが多い。例えば、[[単純立方晶]]においては<math>[100]</math> , <math>[010]</math> , <math>[001]</math> , <math>[\bar{1}00]</math> , <math>[0\bar{1}0]</math> , <math>[00\bar{1}]</math>は、点群対象性の観点から全て等価であるため、これらは<math>[100]</math>で代表させる。
 
==面指数==
ある結晶の結晶軸として<math>\vec{{a}_{1}}</math>, <math>\vec{{a}_{2}}</math>, <math>\vec{{a}_{3}}</math>を取ったとする。このとき、各軸とそれぞれ 
 
===面指数===
ある結晶の結晶軸として<math>\vec{{a}_{1}}</math>, <math>\vec{{a}_{2}}</math>, <math>\vec{{a}_{3}}</math>を取ったとする。このとき、各軸それぞれ 1/k,1/l,1/m
で交わる平面は、本質的に1つしか存在し得ない。このことを用いてこの平面を
(klm)面と書く<ref name=Kawai/><ref name=Konno/>。ここで、一般的には[KLM]方向は、(klm)面の法線とは限らない。