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'''サルナシ'''('''猿梨''' - 学名:''Actinidia arguta'')とは、[[マタタビ科]][[マタタビ属]]の[[植物]]。別名:'''シラクチカズラ'''、'''シラクチヅル'''。果実はしばしば'''コクワ'''と呼ばれる。
 
日本、朝鮮、中国などに分布する雌雄異株の蔓性の落葉樹で本州中部以南の温暖地では、概ね標高600m以上の山岳地帯に自生する。花色は白で、また[[果実]]は雌株に近縁の[[キウィフルーツ]]を無毛にして小さくしたような緑色の2~3cm程度のものが熟し、[[果実酒]]などに使用したり、味もキウィフルーツによく似て生食にも適す。野性果実としてはかなり美味で、栽培果樹にも匹敵すると評価されることもある。
 
キウィフルーツの日本での栽培の開始は、本来サルナシ果実の味に魅せられた農家が栽培果樹化を試みたが、その困難さにこれを断念し、近縁なキウイフルーツが中国南部からニュージーランドに導入されて栽培果樹化されていることを知って、これの日本導入に切り替えたことに始まるというエピソードもある。