「営業キロ」の版間の差分

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一般には実際の距離('''実キロ''')を以て設定することが建前となっているが、採算の取れそうにない路線や新規に開業した路線、これから延伸を行う予定である路線などでは、割り増しのキロ程を営業キロと称するところがある。または、このようなキロ程を別な言い方をする事業者もある。
 
鉄道の場合、営業キロは[[鉄道駅|駅]]の中心とされる駅長室ないしはそれに相当する地点間の距離を使用する。よって、一般には実際に建設された距離である'''建設キロ'''(けんせつキロ)とは若干のずれが生じる。例えば[[新幹線]]の場合には並行する[[在来線]]の代替駅・ないしはそれに相当する数値を以て利用することがある。またこうした例として、[[名古屋鉄道]]では名古屋本線以外の全線で、営業キロに割り増し(B線区は15%増し、C線区では25%増し)したキロ程で運賃を計算する。
 
実際の距離とは違う値を使う別の例として、他の経路を利用した場合も運賃が同額になるようにするため、東武鉄道[[東武小泉線|小泉線]]の館林-東小泉-太田間の営業キロは、東武[[東武伊勢崎線|伊勢崎線]]の館林-足利市-太田間のキロ数に合わせて調整している。また、[[大阪市営地下鉄]]では[[大阪市営地下鉄御堂筋線|御堂筋線]]と[[大阪市営地下鉄中央線|中央線]]のキロ数にあわせて他線の営業キロを調節してある(他の多くの事業者では、複数の経路が考えられる区間の運賃は指定経路通りに計算、あるいは最短経路で計算のいずれかのルールを導入している)。
 
またこうした例として、[[名古屋鉄道]]では名古屋本線以外の全線で、営業キロに割り増し(B線区は15%増し、C線区では25%増し)したキロ程で運賃を計算する。
 
また、JR各社では[[幹線]]・[[地方交通線]]と線区を分けたことから地方交通線に関わるこういった割増を行った数値を、換算キロ・擬制キロと称し、幹線と地方交通線にまたがる場合に使用する数値を運賃計算キロと称する(次項参照)。