「パンアメリカン航空202便墜落事故」の版間の差分
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202便は当時パンアメリカン航空の豪華旅客機として有名であったボーイング377ストラトクルーザー([[機体記号]]:N1039V)で運航されており、当日運航便であったN1039V機には「クリッパー・グッドホープ」のシップネームが付けられていた。
[[4月29日]]午前3時06分(以下[[世界標準時間]])にリオデジャネイロを離陸し、北北西に針路を向けて、次の経由地であったポートオブスペインに10時間30分後に着陸する、有視界飛行による[[フライトプラン]]であった。午前6時16分に[[アマゾン]]にあるバレリアス附近の位置通報地点で航空管制に対し「現在14,500フィートを巡航中、次の位置通報地点カロリナは午前7時45分に通過予定」と報告したのを最
202便が消息を絶ってから、ブラジル海軍は海上を捜索するとともに、ブラジル空軍とアメリカ空軍機と海軍機による大規模な捜索が行われ、5月1日になってリオデジャネイロから北北西約
== 事故調査 ==
202便が墜落した地点は予定された航路下であったが、現地の地形は複雑であり、附近の川も小さかったため、[[飛行艇]]による搬出も不可能であった(当時は現在ほど[[ヘリコプター]]が発達していなかったため)。またアメリカ軍による[[落下傘]]部隊投入も、生存者がいないことや
事故調査団が40マイル(約
大幅に人員と装備を増強した第二次調査団が墜落現場に入ったのは事故から4
== 事故原因 ==
以上の機体の状況から、202便が夜明け前の巡航中に空中分解して墜落したと推定された。まず第二エンジンのプロペラに異常振動が起こりエンジンが崩壊し、それを引き金に機体に異常振動が起こり、[[水平尾翼]]の一部が脱落し、エレベータが上向きになり仰角が増大した。そのため主翼にかかる上向きの力に左主翼が耐えきれず切断して脱落した。さらに残された機体も左主翼が消失したため機首を下げる力と尾翼からの機首を上げる力が衝突し、機体尾部が引き裂かれて空中分解して墜落した。
なお、この第二エンジンを崩壊させたプロペラの異常振動の原因であるが、プロペラブレード
==関連項目==
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