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{{expand|医学生理学・道路交通の観点からの記述}}
[[Image:CFBulbsSeoul-Namdaemun.at.night-04.jpg|thumb|210px260px|夜間の自動車のヘッドライト。直視すると、視界を損なう不能グレアを生じる状況の一例。暗闇の中の[[電球]]、机面での強い反射がある。]]
'''グレア''' (glare、眩輝) とは、不快感や物の見えづらさを生じさせるような「'''まぶしさ'''」のことをいう。ある[[光]]の状態がグレアとなりうるか否かは、周辺の総合的な環境と個々人の生理的状態で決まる。光源とその周辺との明るさのバランスや、直接光・間接光の別、視線の方向と光源のなす角度などにも依存する。また、同じ光環境、同じ位置であっても、観察者の特性によってグレアとして受け取られるか否かは異なる。特に高齢者はグレアを感じ易く、また不快感から回復するのに要する時間も長い傾向にある。
 
グレアは、程度によっては単なる不快感にとどまらず、眼の障害や、状況把握能力の急な低下による事故などにもつながるため、[[照明]]器具の設計や照明計画などにおいては、グレアを防ぐことが必須となる。法規国・地域によっては、道路交通や照明設計に関して、グレア防止のための法もうけら整備さていこともあり、たとえば[[ヨーロッパ]]では「輝度制限法」によって照明器具の輝度が制限されている。
 
なお、グレアは[[光害]]という概念とも一部共通するが、「光害」が主に公共性の面での問題として捉えられるのに対し、「グレア」はより工学的な問題として捉えられる。