「通信線路」の版間の差分

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適当な[[絶縁体|絶縁]]被覆が無かった時代には、碍子引きの裸[[電線]]が[[伝送路]]として使用されていた。後に絶縁電線が碍子引きで使用されるようになった。
 
機器の高感度化に伴い、[[コイル]]により[[ツイストペアケーブル]]の特性を補正して損失を少なくする'''装荷線路'''が使用されが、伝送帯域が狭く、遅延時間が大きく信号の反射があるため、音声が大きくひずむものであった。
 
[[1932年]][[3月]]に[[松前重義]]が、『[[無装荷ケーブル]]を使用する提案』という論文で、特性補正機能を持った[[増幅回路|増幅器]]を使用すれば、遮断周波数が無く広帯域で[[多重化]]回線数を多くでき、反響現象・位相歪等がなく経済的な無装荷ケーブルでの長距離伝送が可能であると提案した。同年に小山・宇都宮間で無装荷ケーブル多重電話伝送の実験が行われた。そして、世界初の無装荷ケーブル架設工事が東京~ハルピン間で[[1935年]]に開始され[[1937年]]に完了した。