「サイリスタ位相制御」の版間の差分

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== 方式の概要 ==
[[画像:Thyristor phase control jp 01.gif|thumb|サイリスタ位相制御概念図]]
*交流を扱いやすい電圧に[[変圧器]]で下げて、[[サイリスタ]]と[[ダイオード]]により整流して直流とする。
*このときサイリスタをオンさせるタイミングにより[[位相]]を変えることで擬似的に電圧を制御する。
*サイリスタはアノードからカソードに逆方向の電流が流れると電流が停止するため、交流の電流の向きが変わると電流が停止する。
*入力電流が交流の[[正弦波]]でなくある点で急激に電流が流れるため、交流回路に悪影響が出るので必ずフィルター回路が必要である。[[力率]]が悪い事や、[[高調波]]の影響があるため現在では鉄道車両ほか大型インバータ、照明インバータでは単純なブリッジサイリスタダイオードでの整流はせず自由なタイミングでオフ可能な[[ゲートターンオフサイリスタ|GTOサイリスタ]][[絶縁ゲートバイポーラトランジスタ|IGBT]],[[電界効果トランジスタ|MOS-FET]]などで整流回路を構成し入力電流が正弦波になるように工夫されている
*このようなブリッジ回路を6つほど接続して、[[整流子電動機]]を制御する。
 
== 特徴 ==
*従来それまでのタップを切り替える方式とは異なり接点を持たないため接点が機械的な磨耗いためく、メンテナンスが容易。
*電圧を直接制御できるため[[抵抗制御]]のように無駄な電流を[[]]として捨てること無駄がない。
*整流子電動機を使うため整流子のメンテナンスが必要。
<!-- *モーター音はVVVF制御と違い、比較的音程が低い音である。 ← 脈流成分によるノイズは加わりますが、直流電動機を使う直流型と大差はありません-->
 
[[Category:電動機|さいりすたいそうせいきよ]]