「ナルシソ・イエペス」の版間の差分

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イエペスの信念である「芸術は神のほほえみである」の名のもとに10弦ギターで世界各地を演奏活動して回ったことにより、日本はもとより全世界で圧倒的な人気を誇り、なお且つ世界各地に及ぼした音楽的影響の高さはひときわ抜きん出ていた。
 
レパートリーの広さ([[バッハ]]のリュート組曲におけるバロック・リュート演奏、テレサ・ベルガンサとの歌の好伴奏、世界各地のオーケーストラとのギターコンチェルトの共演、カタルーニャ地方の民謡を集めた曲集の演奏、ラテン系の近代・現代の作曲家の作品の演奏、弟子のモンダンとの2重奏、「トリオ・イエペス」による親子の共演等 )も、来日回数も、他の追随を許さぬものがあり、年間120回にもおよぶ演奏会を30年近く世界各地で行い、今までに録音したレコードの枚数も50枚を超えた。
(1967年から1989年までは[[ドイツ・グラモフォン]]専属となった。)
 
イエペスは心底からスペインの音楽家であった。その本領は20世紀のスペイン音楽にあった。
 それは、[[イサーク・アルベニス]][[エンリーケ・グラナドス]]の音楽(すなわち編曲もの)を除いて、大半がギターのオリジナル作品によって占められていた。
 また、彼のクラシック10弦ギターの古典のによる演奏は、全て、端正で客観的であり、鋭角的でありあった。
ギター演奏における そして、左右の指の運指、また演奏上の音楽的展開の基礎はまず、全身の筋肉の動きを究明するところから始まっていて、単なる便宜上の手段ではないのである。そして
 なおかつ、これはクラシックギターの新しい演奏技術の進展を見せていのであった。
 
日本国内での代表的な弟子の一人として、[[荘村清志]]氏、故[[芳志戸幹雄]]氏、[[小原聖子]]氏、等がいる。
 
イエペスには数々の栄誉が与えられており、代表的なものとして[[ムルシア大学]]名誉博士号、イサベル・ラ・カトリカ十字章、スペイン国王から芸術功労金メダル、スペイン文化賞からスペイン音楽大賞、スペイン作曲家協会賞、国営テレビ局大賞等がある
 
[[category:スペインのギタリスト|いえへす なるしそ]]