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[[Image:Variegated Lemon Thyme Thymus citriodorus variegata Leaves 3264px.JPG|right|200px|thumb|斑入りのレモンタイム(''Thymus citriodorus'')]]
'''斑入り'''(ふいり)とは、[[植物]]においてもともと単色で構成される[[組織 (生物学)|組織]]が、本来持っているべき色、つまり緑色の葉の一部が白や黄色あるいは赤の模様になることを指すことが多い。外的または遺伝的要因によって多色になってしまう場合を言う。多くは[[葉]]に見られる。一般に病気や害虫、あるいは気温や土壌の影響などの一時的な現象とは区別される。[[ウイルス]]病により生じることも多いが、[[シマイネ]]など品種として重宝されるものもある。
== 生物学的立場 ==
多くは[[クロロフィル]]が
なお、覆輪は細胞内の[[葉緑体]]の性質であるから、核遺伝子に必ずしも依存しない。そのため、遺伝に際しては[[細胞質遺伝]]の形を取る。
サンセべりアは葉挿し繁殖で斑が消えることが多い。つまり、斑の性質によって種子・株分け・挿し木などの繁殖方法を使い分ける必要がある。
== 園芸的立場 ==
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すべての葉や枝が白くなる場合もある。これは斑入りの極端なものであるが、その場合には[[光合成]]が出来ないので普通は栽培不可能である。しかし一部の枝だけにそれが表れた場合や、健康な枝に[[接ぎ木]]をすれば栽培できることもある。
例サボテンのヒボタン(緋牡丹)学名:Gymnocalycium mihanovichii var. friedrichii cv. Hibotanなどがある。
なお、日本の[[古典園芸植物]]方面では柄物と称してこのような葉変わりを特に重視する。そのためそれらを表現する語彙も多い。具体的には[[万年青]]などを参照。特に変わった点として色が濃くなった部分が生じた場合も斑入りとする例がある。たとえば葉の縁にそって色が黒っぽく出る場合を紺覆輪(こんぷくりん)という。
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