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| 降水 =あり(地上に達しない[[尾流雲]])
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[[画像:Img383 961104煙樹浜.jpg|thumbnail|300px|煙樹浜の巻積雲 11月4日]]
'''巻積雲'''(けんせきうん、ラテン語学術名cirrocumulus、略号Cc、シーロキュムラス)とは、高度5~13km程度に浮かぶ、白い小さな塊がうろこのように並ぶ[[雲]]。基本[[雲形]](十種雲形)の一つで、[[上層雲]]に分類される。[[]][[結晶]]からできている。'''絹積雲'''とも書く。また、うろこ雲、鰯(いわし)雲、さば雲などとも呼ばれる。
 
巻積雲の雲形は、[[高積雲]]のそれとよく似ており、判別が難しい。巻積雲と高積雲の見分け方としては、
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巻積雲は、その形によってさらに細かく[[層状雲]]、[[レンズ雲]]、[[塔状雲]]、[[房状雲]]に分類されることがある。
 
[[温暖前線]]や[[熱帯低気圧]]の接近時には、[[巻雲]]の次に現れるため、順番にこの2つの雲がみられると[[天気]]の悪化が近づいていることが明白になってくる。
 
国際式[[天気図]]に使用される雲形記号においては、十種雲形の中で唯一、巻積雲を表す記号だけが1種類しかない。