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'''銅剣'''(どうけん)とは[[青銅]]で作成された[[剣]]。出土は世界的な広がりをもつ
 
== 日本の銅剣 ==
[[弥生時代]]に発展し、盛んに製造され、主に儀式に使用されたと考えられている。同様の[[青銅器]]として[[銅鐸]]が存在するが、出土する地域に差違があり、銅剣は[[九州]]、[[四国]]周辺の西日本でよく発見される。[[島根県]][[簸川郡]][[斐川町]]にある[[荒神谷遺跡]]では史上最多となる358本の銅剣が発見された。
銅剣は、[[弥生時代]]の初期に[[朝鮮半島]]より伝えられた。伝わった時点の銅剣は、細身で鋭いデザインであり、純粋に[[武器]]として使用された可能性がある。その後、弥生時代を通じて盛んに製造されたが、主として儀式に使用されたと考えられている。弥生時代の[[青銅器]]としては[[銅鐸]]が著名であるが、これが近畿地方から多く発見される[[祭器]]であるのに対し、銅剣は[[九州地方]]、[[中国地方|中国]]・[[四国]]地方などに特に濃密に分布する。儀式などで使用されるにつれ大型化したものと考えられ、形も徐々に変化した。現在では、作成時期により3種類に分けて、初期は「細形」、中期が「中細形」、後期が「平形」と編年分類されている。
 
== 歴史主たる出土遺跡 ==
[[島根県]][[簸川郡]][[斐川町]]にある[[荒神谷遺跡]]では史上最多となる358本の銅剣が発見された。
銅剣は、弥生時代の初期に[[朝鮮半島]]より伝えられた。伝わった時点の銅剣は、細身で鋭いデザインであり、純粋に[[武器]]として使用されたと考えられている。
その後、祭事などの儀式で使用されるにつれ、見栄えがするように大型し、形も徐々に変化していった。現在では、作成時期により3種類に分けて、初期は「細形」、中期が「中細形」、後期が「平形」と分類されている。
 
==関連項目==
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*[[銅矛]]
*[[銅戈]]
 
 
[[Category:弥生時代|とうけん]]
[[Category:考古学武器|とうけん]]
[[Category:宝器|とうけん]]
[[Category:金属器|とうけん]]
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