「ブルックスの法則」の版間の差分

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'''ブルックスの法則'''( - ほうそく)は[[フレデリック・ブルックス]]によって提唱された、「遅れているソフトウェアプロジェクトへの要員追加はさらに遅らせるだけだ」という、[[ソフトウェア開発]][[プロジェクトマネジメント]]に関する法則である。これは[[1975年]]に出版された著書 "The Mythical Man-Month" 邦題「日本語版の書名は『[[人月の神話]])に登場した。ブルックスの法則は、しばしば「9人の妊婦を集めても、1ヶ月で赤ちゃんを出産することはできない」と説明される。ブルックスの法則がしばしば引用される一方で、人月の神話でブルックスの法則が述べられる直前の「ブルックスの法則を一言で述べると」という行が引用されることはめったにない。
 
== よくある誤解 ==
ブルックスの法則に対する一番ありがちな誤解は、すぐれた[[プログラマ]]と一般的なプログラマの能力に大きな開きがあるため、高額の賃金をとる非常にすぐれた少数のプログラマを利用することが、平凡な能力を持った多数のプログラマを雇うより生産性が高いというものだ。しかし、ブルックスの法則においては、プロジェクトメンバの構成を非常にすぐれた少数のプログラマのみとしても、開発を早く終わらせることができると言っているわけではない。
ブルックスの法則に対する一番ありがちな誤解は、
すぐれたプログラマと一般的なプログラマの能力に大きな開きがあるため、高額の賃金をとる非常にすぐれた少数のプログラマを利用することが、平凡な能力を持った多数のプログラマを雇うより生産性が高いというものだ。しかし、ブルックスの法則においては、プロジェクトメンバの構成を非常にすぐれた少数のプログラマのみとしても、開発を早く終わらせることができると言っているわけではない。
 
== 解決策 ==
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これは仕事の性質上、最小限の技術とトラックだけを持っていたら誰でも業務をすぐ処理できるし、トラック運転手たちどうしで議論をして仕事をする必要も少ないからだ。
 
一方[[ソフトウェア開発]]のようなデザイン作業では、新たに投入された人力はプロジェクトに対する基本的な方向や方法、すでに進行している作業に対する教育がなされて初めてプロジェクトに貢献できる。
 
== 参考文献 ==
* [[フレデリック・ブルックス|フレデリック・P・ブルックス Jr.]]、滝沢徹 (訳) 、牧野祐子 (訳) 、宮澤昇 (訳) 、[[人月の神話 |人月の神話 狼人間を撃つ銀の弾はない]](原著発行20周年記念増訂版、新装版) 、ピアソン・エデュケーション、2002年、ISBN 4795296758978-4-89471-665-0
 
[[Category{{DEFAULTSORT:コンピュータに関する法則|ふるつくすのほうそく]]}}
[[Category:プロジェクトマネジメト|ふるつくピュータに関のほうそくる法則]]
[[Category:プロジェクトマネジメント]]
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