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Bankokuya (会話 | 投稿記録)
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'''頁岩'''(けつがん、shale、シェール)は[[堆積岩]]の一種。1/16mm以下の粒子([[泥]])が水中で水平に堆積したものが脱水・固結してできた[[岩石]]のうち、堆積面に沿って薄く層状に割れやすい性質があるもの。頁の字は本のページを意味し、この薄く割れる性質から命名された。
 
泥が堆積してできた岩石のうち、薄く割れる性質を持たないものを[[泥岩]]([[シルト岩]]・[[粘土岩]])と呼ぶが、泥岩と頁岩の間に本質的な違いは無いので、頁岩は泥岩の一種とする考え方もある。また、弱い[[変成作用]]を受けて硬くなり、やや厚い板状に割れるものを[[粘板岩]]と呼び区別する。
 
また、弱い[[変成作用]]を受けて硬くなり、やや厚い板状に割れるものを[[粘板岩]]と呼び区別する。
 
水中に堆積した泥が元になっているので、生物[[化石]]が含まれている場合が多い。[[カンブリア紀]]の[[アノマロカリス]]などが見つかった[[カナダ]]の[[バージェス頁岩]]が有名だが、中国の澄江(チェンジャン)、[[グリーンランド]]の[[シリウスパセット]]などから産出する頁岩からも同時代のすばらしい化石が発見されている。
 
また、頁岩は有機物に富むものが多く、特に有機物が多いものは常圧で触媒を用いず[[乾留]]すれば石油を回収することが出来るので、[[オイルシェール]]と呼ばれる。
 
== 関連項目 ==
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* [[粘板岩]]
* [[泥]]
* [[オイルシェール]]
 
[[Category:岩石|けつかん]]